先日、米国から帰国した友人に「君のようなに二拠点生活者をデュアルライフと呼び、
トレンディな生き方がブームだよ」と言われた。
人生の第一ステージを終えて、セコンドライフをどう過ごすかが問われる長寿社会に
入ったニッポン。
このデュアルライフという選択 は、一つのキーワードになるかも知れない。
30年暮らした湘南・藤沢と秋田との往復生活から生まれた「湘南-秋田を結ぶ構想」が一気に具体化している。
今年の正月2日、藤沢で箱根駅伝(往路)を応援する「秋田-藤沢合同応援会」が実現した。
きっかけは早稲田大学の校友会である藤沢稲門会の呼び掛けに秋田稲門会の幹事長である佐野薬局社長・佐野元彦氏が応じて秋田の銘酒を持参。湘南に「都の西北」が響き渡った。
今年の夏は、竿灯祭りに藤沢稲門会が来ることになった。
二つ目は、今年1月23・24日開催で3回目になる湘南藤沢での「秋田フェア」
秋田の食と観光をPRする一方、湘南から秋田に人を呼び込むのが 狙いだ。
県地域振興局が窓口になり、梅井一彦局長以下部長と職員3名が現地派遣。
これに男鹿市長と由利本荘副市長と男鹿の農家グルーブが同席して藤沢市長表敬
訪問。
前夜祭として藤沢市長を囲み懇親会で親睦を深めた。詳細は魁紙=1・24付け掲載。
最後に、12月予定の湘南と秋田をつなぐ物語として「浜辺の歌」構想がある。
作詞が藤沢出身の林古渓、作曲は本県出身の成田為三。
湘南の辻堂海岸で構想した「浜辺の歌」が、今年で100周年を迎えるJR辻堂駅に
発車メロディとして流れることが決まった。
地元の辻堂地区には実行委員会が結成され、実現に必要な2万7千人の要望署名が
集まった。
これに成田為三の故郷から米内沢の合唱団が参加して、藤沢市民会館・大 ホールで
「合同合唱祭」が企画されている。
湘南の中核都市である藤沢市=人口約43万人は、全国でも数少ない人
口増加中の街である。
2014年「主婦が幸せに暮らせる街」全国第1位にランキングされた。
この藤沢と自然豊かな秋田を結ぶことで、真の「地方創生」を実現したいと思う。
(地域資源の会秋田 代表 加藤真一)