第64回変身力研究会報告/大曲の花火は、なぜ  世界一といわれるのか?

2月20日に秋田ビューホテルで小西亨一郎氏(花火研究家)を講師にお迎えして、
「大曲の花火はなぜ世界一といわれるのか?~その理由と経済効果、そして将来性~」をテーマに第64回変身力研究会を開催しました。

従来は講演を録音し文章化しておりましたが、今回は会場側の手違いから録音出来なかったので、
2月22日の魁紙に掲載された記事をそのまま引用して、報告に替えますことをお許し下さい。

秋田人変身力会議の研究会が20日、秋田市の秋田ビューホテルで開かれた。
カネトク卸総合センター(大仙市)の小西亨一郎社長(58)が講演。
全国花火競技大会(大曲の花火)の特色や経済効果などを解説し、
地域資源としての重要性を指摘した。

小西社長は酒類の卸売業を経営する傍ら、大曲の花火や全国各地の大会の魅力や歴史を研究している。
講演では「大曲の花火は昼花火や創造花火など総合的に楽しめる。出場する花火師の技術も極めて高い」と、他の大会との違いを紹介した。

シンクタンクが試算した155億円の経済波及効果や、毎年70万人超の来場者数(主催者発表)を示し
「宿泊施設や飲食店、会場設営の工事業者など幅広い分野に恩恵があるイベントだ」と話した。

近年は夏以外にも大会を行ったり、花火伝統文化継承資料館「はなび・アム」が開館したりと新たな取り組みが進んだとし、
「今後、ますます花火の街としての特色が出てほしい」と期待した。

研究会は、同会議が2008年から年6回程度開いており64回目。
企業経営者などの会員ら約50人が参加した。

(村田悠輔)