新年のご挨拶(著)秋田人変身力会議 会長 荒谷紘毅

2019年1月1日
秋田人変身力会議 会長 荒谷紘毅

 新年おめでとうございます。2008年7月に発足した当会も早いもので今年11回目の新年を迎えました。年6回ペースの研究会兼飲み会も63回を数え、ここまで続けてこられたのもひとえに会員の皆様のご協力のお陰だと感謝しております。

昨年も世界がトランプ大統領に振り回された一年でした。北朝鮮とのチキンレースで緊張を煽り、イージスアショアやF35ステルス戦闘機を日本に押し売りし、見事な営業手腕を発揮した挙句、六月には意表を突く金正恩委員長との会談で北朝鮮の非核化への道筋をつけるなど、まったく想定のできない行動をとる米国大統領には、今年もロシア疑惑を引きずったまま、中国との貿易摩擦、中東政策や移民対策など難問を抱えており、目を離せない状態が続くことでしょう。

国内的には自然災害の多発した年でもあり、北海道では全道停電というブラックアウトが発生、年末には大規模な通信障害も起こり、ITに依存した社会の弱点が露になりました。想定される南海トラフや首都圏直下型地震を考えると、オリンピックや万博に浮かれていて大丈夫かいなと不安です。

セクハラ、パワハラ、モラハラも多発し、多くのリーダーの首が飛んだ年でもありました。日産自動車のカリスマ経営者の逮捕も世界に衝撃を与えましたが、単なる経済事件として終わるわけにはいかないでしょう。

秋田では金農旋風や、秋田犬のブレイク、なまはげの無形文化遺産登録などが県民に元気を与えましたが、足元では少子高齢化と人口減少が全国一のペースで進んでおり、県を始めとする全自治体の重い課題として残っています。首長や議員の真価が問われる年になりそうです。

変身力会議は今年も会員のみならず、地域の変身のきっかけとなるような催しを続けていきたいと思います。会員の皆様には本年も変わらぬご厚誼、ご協力をお願いいたします。

                                     以 上