第80回変身力研究会講演会報告

フリージャーナリストの三浦美和子さんを講師に招き、「取材現場からの報告」と題して、生活保護障害者加算の誤支給返還問題、トランスジェンダーへの差別、洪水被害対応における中心部と郊外の格差、役所の非正規雇用問題など、新聞やテレビの報道ではなかなか光が当たらないテーマについて、取材で明らかになった課題を語っていただきました。

新年のご挨拶(著)秋田人変身力会議 会長 荒谷紘毅

秋田人変身力会議 会長 荒谷紘毅

年が明け、会員の皆様へ新年のご挨拶をと思った元日、北陸を震度7の大地震が襲い、2日までに50人以上の犠牲者と膨大なインフラが破壊されました。

2日には羽田空港で乗客乗員370人余りを乗せたJAL機が海保の機体と衝突炎上、あわや大惨事になる事故が発生、自然災害と人災が立て続けに起こるというとんでもない幕開けとなってしまい、とてもおめでとうとは言いかねる年明けとなってしまいました。

昨年末にかけて自民党議員の裏金・脱税疑惑がマスメディアを賑わし、沈没寸前の岸田内閣にとって大災害が政治的なスキャンダルから国民が目をそらす救いの神に映っているとすれば不謹慎極まりないことです。

昨年はロシア・ウクライナ戦争に加え、イスラエルとハマスの武力衝突、国内では相変わらず政治家のカネにまつわるスキャンダル、大手企業のコンプラ違反に加え、エンタメ業界のパワハラ・セクハラ。

秋田では県都秋田市の大規模な水害などどこを見ても世紀末的な様相を呈しているようです。

こうした中で当会議の勉強会は79回に及びました。これも会員の皆様の理解と協力によるものと感謝しております。私も寄る年波に心身ともに衰えを感ずるこの頃ですが、なんとか100回を目標に会員の皆様と共に混迷を増す社会に対し、曇ることのい目を武器に変身を続けたいと思います。

第77回変身力研究会講演会報告

秋田人変身力会議の研究会と定期総会、並びに久々の懇親会でした。今回の講師は『フィンランド 豊かさのメソッド』などの著書があるジャーナリストの堀内都喜子さん。
6年連続で「幸福度世界一」を達成したフィンランド。そこから日本が学ぶべきものは何か、を語っていただきました。フィンランドは税率が高いのですが、国民の多くが税金の支払いに満足していて、税金の恩恵を受けていると考えている、という調査結果に日本との差を強く感じました。
結局それは国民が “国を信頼しているか否か” の差のように思います。

新年のご挨拶(著)秋田人変身力会議 会長 荒谷紘毅

秋田人変身力会議会長  荒谷紘毅

 明けましておめでとうございます。

昨年はコロナに明けコロナに暮れた一年でした。

国家的イベントのオリパラや首相交代、衆議院選挙などがありましたが、
コロナウイルスによる国民生活の不安が底流にあり、決して明るい年とは言えませんでした。

当変身力会議の研究会も一度しか開催出来ず、総会も流れてしまいました。
再開の機を窺っていましたがようやくコロナ禍が収まって来たと思えばまたまた新たな変異株の出現、しかし未だ全国的な蔓延には至らず、
感染への対策も整備されており、国民も落ち着いた対応をしていることから注意をしながらではありますが、通常の生活を取り戻すべきかと思い、1月の研究会を企画しました。

講師は前仙北市長の門脇光浩氏です。氏は仙北市長を3期務め、昨年10月「ほかにやりたいことがある」として辞任しました。
在任中には地域活性化のために新しいプロジェクトに積極的に取り組み、初めて自治体としての変身力大賞を受賞しております。

61歳での辞任は政治家としては早いとも思われますが、恋々と地位にしがみついた挙句、選挙で負けてボロボロになって引退に追い込まれる政治
家に比べ、鮮やかな引き際だと思います。何よりも「やりたいことがある」との辞任理由は、新たな変身を標榜する当変身力会議の講師に最適な方と思います。

田沢と角館の激しい政争の中で12年間舵取りを務めた門脇氏の來し方行く末をじっくりお聞きしたいと思います。
なお3月には秋田市の大きな課題となっている「まちづくり」について県外の大学教授による研究会を企画しております。
新年は新たな会員の増強を進めたいと思いますので、28日には是非会員候補者をお誘いして下さい。

新しい年が皆様にとって明るく実りある年になりますよう祈念いたします。

2021年1月