第56回変身力研究会/地域社会を活性化するための地域リーダーの役割


10月4日に「変身大賞受賞者と語る秋田の未来」をテーマに大町協働ビルで

シンポジウムを開催しました。本稿はプレゼンテーター3名のうち地域資源の会

秋田代表の加藤真一氏の掲題をテーマとした講演要旨です。

  1. はじめに

 第五回変身大賞を受賞した地域資源の会代表の加藤です。私は昭和25年生

まれで、大学紛争のため東大の入試が行われなかった昭和44年に東京の大学

に入学しましたが、当時も今と同じように東京一極集中の時代でしたので、こ

れを是正するためには、地方自治の確立が重要ではないかと考えて、篠原一先

生のゼミで勉強し、先生の勧めもあって革新の葉山峻氏が市長を務める神奈川

県藤沢市で教職に就きました。

 当時の神奈川県は地方から中央政府を包囲するという考えを持つ革新首長が

多く、横浜国大の教授から知事となった長洲一二氏、社会党の飛鳥田一雄横浜

市長、大学教授から転身した正木鎌倉市長、そして葉山藤沢市長が活躍してお

りました。

 日本の民主主義は観客民主主義と言われておりますが、私は見るよりは参加

すべきと考えて積極的に市政に関わり、両親が教員だったことから教育にも関

心があったので、教員をしながら昭和47年から平成8年まで6期24年間市長

を務めた葉山市政を支えました。

大学に入学したのは大学紛争が真っ盛りの頃で、学生運動家からはよく「君

達は何故大学に行くのだ」と詰問されました。あの頃の学生運動に対する評価

は未だ終わっていませんが、確かに破壊行為はありましたが「知とはなにか、

学ぶとはどういうことか」という根源的な問題を問いかけられ、考えさせられ

た時期でもありました。

 一方では学長に対して「おいお前はどうなんだ」と中国の文化大革命のよう

な秩序を無視した行為も行われておりました。

 そういう状況で自分はどうするかと考えた時、就職がターニングポイントだ

ったように思います。秋田から上京して東京で学んでいた高校時代の学友の

95%は秋田に帰ったようでした。

私はゼミの先生の勧めもあり藤沢で就職し、住み心地も良かったので、日本

のカルフォルニアと言われる湘南で定年まで過ごすことになります。

  1. 帰郷を思い立つ

 還暦近くになってくると藤沢での30年間の経験を故郷で活かしたいとの考え

が強くなってきました。湘南はご案内のとおり気候は温暖で、波も静かな海岸線

に面しており「狂爛吼え立つ男鹿半島よ」で育った人間にとっては、物足りない

と思うようになりました。

 男鹿に帰省する度に長く教職にあった母親が、あの学校が無くなった、この学

校も無くなったと嘆いておりました。

その言葉を聞くと小学校の担任の先生が、「秋田は水田と油田の二つの田があ

る恵まれた処であることを誇りに思え」と話してくれたことを思い出します。

私が小学生であった昭和30年代の秋田は、人口が135万人とピークを迎えた

頃で、国体を開催する等活気に満ちた時期でしたが、そんな秋田が何故このよう

になったのかと考えるようになり、定年を迎えた7年前に秋田に帰ってきまし

た。

 帰って直ぐに先ほど講演した蜘蛛の糸の佐藤理事長に会いに行きました。藤

沢に居る頃から秋田の自殺問題が気になっていたからです。豊かな秋田がどう

して自殺なのだとの思いから話を聞くに行ったのですが、理事長は、「焦らずに

ゆっくりやりましょう」と穏やかに話してくれました。

 その後、秋田人変身力会議に入会し研究会に参加するなかで、秋田の現状を

より詳しく知るようになり、地域を活性化するための活動に一層意欲的に取組

むようになりました。

  1. 地域活性化への想い

 還暦を迎え子供達も自立したので、宿願であった地方自治の確立による地方

の活性化に取組むために帰郷しましたが、若い方が地域の活性化に関心を持ち

始めている等、漸く地方の時代が来たと感じております。

 秋田県の人口が減少している要因としては、様々なことが考えられますが、県

民性も一つの要因ではないかと思います。

私は30年間の教員時代に積極的に家庭訪問を行いましたが、その際は両親の出身地を必ず聞くようにしました。

 その印象としては東日本と西日本では県民性がかなり違うとの印象を受けました。秋田県人はおとなしく引っ込み事案で、良く言えばおくゆかしくて、受け

身なのに対して、九州人は徹底的に攻める、直ぐ手を挙げて発言する等、何事にも積極的でした。

また、神奈川県の教員の出身地は地元が半分、他県が半分でしたが秋田県出身

者で訛っていたのは私だけでした。私以外はきれいな標準語で話す方々でした

が、よく言われる「いい振りこき」の面もあるのでしょうが、堅い殻に閉じこも

っているのではないかとの印象を受けました。

 九州出身の野見山前日銀秋田支店長は「秋田の人は私の話を他人事のように

聞いている感じがする。」とも話しておりました。

 また、十文字出身の泉谷閑二氏(医学者、思想家)は、「秋田は悪い意味で村

社会が残っているのではないか」と言っております。村社会では集団の中で集団

と違う価値観で生きていくことは、憚られるということでしょうか。

 私は秋田県人を批判している訳ではありません。県民性にはそれぞれ長所も

短所もあると思います。秋田県人の長所は粘り強さだと思います。

 秋田の人は「しょしがり」でスロースターターですが、一旦、こうと決めたこ

とは粘り強く最後までやり通す人が多いのではないかと思います。

 甲子園で秋田商業と北照高校(北海道)戦を応援した時に、大阪のおばちゃん

が近くに来て「秋田は元気ないでぇ、こんなんでは負けるでぇ」と大声で話して

いたことを思い出します。

 よく見たら選手もスタンドもガチガチになっており、相手に2~3点先行され

て8回に1点返し、9回に満塁になったものの負けてしまいました。スロースタ

ートが災いしたのかも知れません。

 西日本の府県と比較すると、スロースターターで瞬発力も劣るかもしれませ

んが、佐藤理事長の民間主導の秋田モデルのように、粘り強く努力すれば資源が

豊かで人情味のある秋田の再生は必ず出来ると確信しております。

 そんな考えで様々な地域を活性化するための活動を行っておりますが、活動

の輪を広げることで仲間も増えますので、楽しみながらやっております。

              (文責:秋田人変身力会議 事務局長 永井 健)

第56回変身力研究会/女性が活躍できる社会を創るための経営者の役割


 10月4日に「変身大賞受賞者と語る秋田の未来」をテーマに大町協働ビルで

シンポジウムを開催しました。本稿はプレゼンテーター3名のうち株式会社

太陽産業代表取締役藤井千雪氏の掲題をテーマにした講演の要旨です。

1.はじめに

 平成21年に第一回変身大賞を受賞した太陽産業代表取締役の藤井です。

私は嫁ぎ先が経営していた不動産賃貸業の弊社に入社し、子育てが一段落し

た平成12年に代表取締役に就任するとともに新規事業への進出を検討し、15

年にリユースストアを開店しました。

 現状の弊社事業は不動産賃貸、リユースストア・セカンドストリート大曲

店、秋田市の広小路に立地するリンパケアサロンの経営です。

社員19名のうち女性は13名、年齢構成も21歳から65歳までと多彩で、弊

社の経営はそのような多様な女性に支えられていると言っても過言ではありま

せん。

女性社員のほとんどが既婚者で、現在妊娠中の社員から、子育て真最中、親の

介護をしている社員まで、皆さん日々時間のやり繰りに頭を悩ましている状況

のようです。

40代の女性は、旦那様・子供2人・御両親の6人家族ですが、朝は旦那様と

子供たちのお弁当を作りながら別コンロでは朝食を作り、同時に洗濯機を回し

ながら掃除機を掛けて出社します。

夕方は会社から真っすぐスーパーで買い物をし、夕飯を作りながら子供たち

の宿題を見て、塾の送迎・食事・お風呂の世話、明日の仕度と寝るのはいつも深

夜とのことです。

休日もお父様が脳梗塞なので、お母様に代わって一日中介護をしながら6人

分の買い物をしなければならず、まさに寝ている時間も惜しんでの働き詰めの

毎日のようです。

それでも彼女たちは元気です!とっても元気なのです!!私は社員達を見て

いると、女性は多能工だと思います。多能工に知らず知らずのうちに成ってしま

うのかなと感じ入っております。

2.男女共生社会の実現に向けて

以前は、「女性の活躍」と聞くと女性だけの問題で、男性は関係ないと考える

風潮でしたが、「女性の活躍」は会社の経営にとっても非常に重要なことです。

女性消費者の心をどう掴むのかとか、女性が求めているモノやコトを考えな

ければ、ビジネスが成り立たない時代になりました。

 高度成長期には、どの人も画一的な働きをするのが経営の強みであったと言

われていましたが、現在、少子高齢化によって先ほどの弊社の女性社員の家庭で

の役割を、男性もせざるを得ない状況になっております。

それによって、仕事に全力投球できる男性社員の数が減り、我々中小企業には

会社の未来を担う人材の確保が本当に難しい時代になっております。

女性社員を雇うと出産・育児・介護等女性特有の役割が重荷と考える、今まで

の採用方針は通用しなくなり、女性管理職はもちろんのこと、女性の社会進出の

場が広がって行く方向にあることは間違いありません。

私は、秋田県中小企業家同友会という中小企業の経営者団体に所属しており

ますが、今年の5月に「男女共生部会きらめき」を立ち上げて、部会長をさせて

頂いております。

 この会を設立した目的は以下の通りです。

私たち中小企業を取り巻く環境は年々厳しさを増し、特に地方都市では18歳

人口の流出や少子化による労働力不足は深刻な問題であり、就業の形態やニー

ズも多様化していることで、企業側はこれまで以上に柔軟な対応が求められて

おります。

更に女性の社会的な進出に伴う経済的な自立と、男性の生活者としての自立

が求められております。このような状況の中で、女性と男性が安心して働き続け

られるためには、互いに自立した個人の生き方を尊重し、支え合うパートナーシ

ップの確立が不可欠ではないかと考えるに至りました。

この会での学びを通して「人」として幸せに暮らして行ける社会づくりを目指

し、女性と男性が互いに認め合い、高め合い、尊重し合える経営環境を整えて、

企業の更なる成長と発展を願い活動を進めて行こうと考えております。

3.真の働き方改革に向けて

先月の20日に「秋田県中小企業家同友会男女共生部会きらめき」が主催する

「秋田経営研究フォーラム2017」が開催されましたが、100人の参加者が集い

「真の働き方改革」について活発な討論を交わしました。

 講師をお願いした広島県中小企業家同友会の会員である株式会社オーザック

の専務取締役岡崎瑞穂様は、「同友会で学び続け実践する中で、順風満帆とは決

して言えない状況を幾つも乗り越えて来られたのは、社員が働きやすい環境を

模索し構築する中で『人を生かす経営』を実践したからであり、そのことが会社

の継続発展に繋がり、社員が満足できない会社には成長はない」と断言されまし

た。

 更にこの度、政府が提言した「働き方改革」について岡崎講師は、「労働力人

口の減少に伴い雇用形態も非常に多様化しているなかで、経営者が今考え行動

しなければならないのは、究極の顧客である社員の働きやすい環境を創ること

であり、多様な社員が多様な働き方を実現する為には見せかけの制度・施策では

なく、経営者と社員が本気で『経営改革』に取組む姿勢が必要である」と改めて

述べられました。

 最後に岡崎講師は、「社員即ち我が子が働きやすく幸せだと思える会社」を目

指し、更に進化してゆきたいと結ばれました。

ご講演から受けたのは、何とも言い難い人の温もりでした。社員が成長しない

のも、潜在能力が上がらないのも、会社の利益が上がらないのも全て経営者の責

任であるとの認識を強くしました。

また、真の「働き方改革」の根底にあるものは、一人の人間として社員即ち我

が子を想い労わる愛情であるとの、大きな気づきを頂いたフォーラムでした。

4.女性の働き方改革に向けた経営者の役割

女性が、新しい働き方に対応する上で重要なのは、何より女性の一人一人の

「考え方の変革」も必要とされています。

日本の家庭での女の子の育て方として、「皆と仲良くするのよ」「親のお手伝い

をして言うことを聞くのよ」「お勉強よりも気立ての良い、人に気遣い出来る良

い子になるのよ」と、言われ育てられて来ているのです。

「女性がリーダーになるのは風当たりが強い」「男性のアシスタント役の方が

楽だ」「言われた事をこなしていれば責任を取らなくて良い」等、社内でも結婚

までの腰掛と公然と求められていた時代もありました。でも今は、言われたこと

をやるだけなら人間よりAIやロボットの方が勝っています。

経営者として成すべきことは、社員一人一人の能力や人間力の多様性を組み

合わせ、新しい価値を生み出すことであり、様々な価値観・生活体験を持つ人達

を生かせるダイバーシティ経営を行うことです。

女性も男性に負けずにがむしゃらに働くのではなく、女性として社会を生き

てゆく中で、自分だからこそできる仕事を見出し積極的な姿勢を示してゆく事

が自分自身の改革にも繋がってゆくのではないでしょうか。

私たち経営者も大変だからと言って下を向いているのではなく、社員の働き

方を見つめ直し、どんな社員でも働きやすい環境づくりに取組んでゆく気概が

必要なのだと感じています。

そして元気な社員がお客様に元気を手渡し、地域を、更には日本を元気にして

行く、そんな社会づくりが私たち中小企業の経営者の使命ではないかと考えて

おります。

(文責:秋田人変身力会議 事務局長 永井健)

第56回変身力研究会/県民の生きる支えとなるための地域社会の役割


 10月4日に「変身大賞受賞者と語る秋田の未来」をテーマに大町協働ビルで

シンポジウムを開催しました。本稿はプレゼンテーター3名のうちNPO法人蜘蛛の糸理事長佐藤久男氏の表題をテーマとした講演の要旨です。

1.はじめに

 第一回変身大賞を受賞したNPO法人蜘蛛の糸理事長の佐藤です。当時は変身大賞の知名度も低く、妻に変身大賞について説明するのに苦労したことを覚えております。

変身とは何かということを考えてみますと、株式会社むつみワールドの会長さんから聞いた蛻変(ぜいへん)という言葉を思い出します。セミの幼虫が蝉になるように、ヤゴがトンボになるように、青虫が蝶々になるように原型を留めないで変化することを蛻変ということを会長から教わりました。

企業も同じように蛻変しなければ生き残れないということです。蛻とはモヌケノカラ即ち空ということで、空にすることで新しい物が入ってくるので、変化が出来るということで、私の好きな言葉です。

 物事を成し遂げるために何が必要かと考えた時に、姜尚中東大名誉教授の講演で聞いた「ヨソ者、ワカ者、バカ者」がファクターであり、この三つの価値観を持つ者が時代を切り開くとおっしゃったことが記憶に残っております。

ヨソ者というのは価値観がヨソ者ということで、現在進行形の価値観に対して別の角度から見て違う価値観をもつ者がヨソ者であり、単に外部の者という物理的な意味ではありません。

 ワカ者というのは年齢ではなく、精神構造が常に若い人ということです。バカ者というのは文字通りのバカ者、鈍重だということです。自分で決めたことは何が何でもやるというのがバカ者ということです。

しかし、ただのバカ者では困る訳で、ヨソ者、ワカ者にも共通することですが、やっていることが社会性を持たなければならないということです。

 時々自分がやっていることが秋田県のために役立っているか、つまり社会性があるかを自己検証することが大事だと思います。特にNPO法人は必要だと思います。

2.自殺予防活動

 私が自殺予防の活動をして16年目になりますが、活動当初は、自殺は個人の問題なのでそういう活動しても減らないよと言われました。しかしその時は

やってみないと解らないじゃないかと考えて活動していました。秋田には全国でワーストが43あると言われています。その中でも人口減少率とか自殺率は秋田県の存亡に関わる大きな課題です。

自殺率全国ワーストはここ30年間で数年を除くと継続しております。このような秋田県が抱える課題は、県庁という行政機関が抱えている訳ではなく、秋田県を形成している私達県民一人一人が抱えているのです。ですから県民一人一人が元気にならなければ秋田県は元気になりません。自殺とかガンで悲しい思いをしている県民がいれば、県民の1人としてその人達を元気にしなければならないとの思いから、自殺予防活動を始めた訳です。

自殺予防団体の蜘蛛の糸を平成14年に設立しましたが、設立して数年間は何をやれば良いのか解らず手探り状態でしたが、17年に自殺は社会問題だと気付きました。

当時は全国で3万人自殺しておりましたが、GDP3位の先進国である日本の自殺率が常に上位にランクされているということは許されることではなく、明らかに社会問題だと考えました。

このため同年「自殺対策基本法」の制定を求めて参議院経済産業委員会に出席した後に、当時の尾辻厚生労働大臣に本橋秋大教授等と一緒に陳情し、その必要性を訴えるとともに、全国の仲間と10万人署名運動を開始しました。

本県でも2千6百人の署名を集めましたが、18年6月に全会派満場一致で法律は可決されました。私としてはこの法律の制定で自殺予防活動の精神的な支柱を得たと思っております。

3.相談活動

基本法が出来てから11年、自殺予防予の活動をして16年になりますが、その間5千人くらいの方から相談を受けております。北は北海道から南は沖縄まで全国の方から相談を受けており、昨日は東京で14年間も引き籠っていたという兵庫県の方から相談を受けました。

私は平凡であるということが好きです。それは相談者は人生に挫折している方がほとんどですので、私はなるべく相談者に近いように平凡でなければならないと思っております。

私は県庁職員、会社の経営者をしておりましたので、上から目線、結論を早く出すという習性を身に付けておりましたが、人の話をじっくり聞くという習性に変えるのに10年掛かりました。

売上を伸ばすという右肩上がりの考え方から、人生の底辺まで転がり落ちた人を支えるという考え方に変えるのに10年掛かりました。そのためには健康でなけれはならないと山登りをやって鍛えております。

遭難者を助けるためには救助者は丈夫で元気でなければならないと思っており、このため相談のある日の前日はお酒も控えるようにしております。

日本の自殺者はこの10年で1万人減りました。3分の1減った訳です。自殺対策基本法が出来て、年間30億円の予算で自殺対策を行った効果だと思います。

本県の自殺者のピークは15年の519名で、昨年は240名でしたので54%減少しました。本県の自殺対策は民間主導型・民学官連携のいわゆる秋田モデルと言われております。

本県では自殺予防団体が60団体ありその構成メンバーは1,500名です。近県の民間団体数は青森17団体、岩手10団体、山形5団体となっており、長野県のように団体がない県も数県あります。

これからの自殺予防運動についてお話しします。本県の全国に誇れるものとしては、小中学生の学力がトップクラスであること、枝豆の出荷量が日本一であること、そして民間主導の自殺予防運動が日本一であること等が挙げられます。

ここ数年、自殺予防で韓国との交流を継続しており、イタリアからも相談者が秋田に来ました。韓国の自殺者は4千8百人から1万3千人に増加する等、韓国社会の混迷を反映して大きな課題となっており、これを防止するために秋田モデルへの期待も大きいので今後とも協力して行きたいと考えております。

年齢も74歳になりましたが、県内のみならず韓国への協力等課題も山積しておりますので、もう少し頑張りたいと考えておりますので、ご支援よろしくお願い申し上げます。

        (文責:秋田人変身力会議 事務局長 永井 健)